第二次世界大戦が始まって

第二次世界大戦が始まって、アメリカも参戦することが
決まると戦費が必要になりました。そのため税金の控除
額を大幅に引き下げたんです。控除額を引き下げるとい
うことは、税金を納める人が増えて税収は増えるという
ことになります。こうして、第二次世界大戦期は多くの
国民が所得税を納めるようになったんです。さて、収入
金額から必要経費を所得控除を引いたら次に税率をかけ
ます。この税率にも特徴があるんです。所得税は累進課
税となっています。累進課税とは所得額が高い人ほど率
が高くなっているんです。反対に所得額の低い層は税率
が軽減されるんですよ。日本の場合なら課税所得330
万円以下が10%、 330万円超から900万円以下
は20% 、900万円超から1,800万円以下は3
0%、1,800万円超は37%となっているんです。
このように所得階層区分は高くなるほど税率が高くなっ
ています。それもぐんと高くなるんです。アメリカでは
最大で39.1%の税率になります。